オンライン決済プラットフォームOmiseペイメントなどを運営するSynqa(シンカ)は22日、タイのサイアム商業銀行傘下のSCB 10Xやスパークス・グループ、トヨタファイナンシャルサービス、三井住友銀行、SMBCベンチャーキャピタル、あいおいニッセイ同和損害保険などから8000万ドル(約85億8000万円)を調達したと発表した。各社の出資比率は非公開。

企業のデジタルトランスフォーメーション向けのソリューション開発やアジアでのキャッシュレス促進を進めるという。

さらに今回の資金調達でB2B向けにフィンテック関連の子会社を設立する。子会社ではToyota Walletなどの開発をサポートしていく。Synqaはコインテレグラフに対し、より具体的な業務内容については「近くアナウンスする予定」と話した。

Omiseは仮想通貨OMGを発行している。仮想通貨のキャッシュレス社会の実現に向けた役割について、「デジタル通貨はソリューションの一つになる。」と述べた。

Synqaは2020年4月、Omiseホールディングスから社名をSynqaに変更している