株や債券など伝統的な資産以外に投資をするオルタナティブ投資家の約半数が「仮想通貨はバブル」と考えていることが明らかになった。タックスヘイブン(租税回避地)として有名なケイマン島で2019年に開かれたオルタナティブ投資サミット(CAIS)で行われた調査で明らかになり、調査結果は25日にコインテレグラフに共有された。

CAISの第6回カンファレンスは、2019年2月6日~2月9日に開催され、調査には約100人のオルタナティブ投資家が参加した。

調査によると、「現在最もバブルの特徴を持つ資産カテゴリーは?」という設問に対し、最も多い回答が「デジタル通貨」であり全体の45%を占めた。次に回答者の20%が「米国株式」、19%が「レバレッジドローン市場」、16%「プライベートクレジット」と回答した。

市場への影響が最も強いと予想される技術的変化について尋ねたところ、回答者の45%が自動化と機械学習を挙げた一方で、38%がブロックチェーンを挙げた。

ちなみに同カンファレンスで、ケイマン島のマクローリン(McLaughlin)首相は、ケイマン諸島金融当局がフィンテック関連企業のための規制枠組みの創設を検討中であると述べた。

英メディアInternational Investmentによると、ケイマン諸島に登記しているブロックチェーン企業はトークンを使った資金調達であるICO(イニシャル・コイン・オファリング)を通じて2018年8月末までに延べ6000億円以上の資金を調達したいう。

翻訳者 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。