ザ・エコノミストとCrypto.comが共同で実施した調査で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)を信頼している人は仮想通貨よりもはるかに高いことがわかった。

コインテレグラフは今回の調査について、Crypto.comのCOOであるエリック・アンジアニ氏に話を聞いた。

調査は今年の1月から2月にかけて3000人の消費者を対象に現金や仮想通貨を含むデジタル通貨や決済の利用状況、意識について聞いたもの。対象国は約半数が先進国(米国、英国、フランス、韓国、オーストラリア、シンガポール)で、残りの半数は新興国(ブラジル、トルコ、ベトナム、南アフリカ、フィリピン)の消費者が回答した。

調査によると、消費者の38%が仮想通貨に対して「信頼できない」と回答。調査対象である現金やCBDC、大手金融機関が発行するデジタル通貨、大手テック企業が発行するデジタル通貨の4種類と比較して最も低い信頼度となった。

一方でCBDCを「信頼できない」と答えたのは14%のみだった。

(出典:economist「上から順に現金、CBDC、大手金融機関が発行するデジタル通貨、大手テック企業が発行するデジタル通貨、仮想通貨」)

アンジアニ氏は「CBDCが高い興味と認知度を得ており、仮想通貨業界はこの状況を好機と捉えることが重要だ」と指摘。「普及させるために、データプライバシーやセキュリティ、教育に仮想通貨業界が注力させるべきだ」と話した。

信頼できないとの回答が多かった一方で、アンジアニ氏は「仮想通貨への認知度は予想以上に高かった」と回答者の85%に認知されていたことを高評価。さらに回答者の34%がオンライン決済をデジタル通貨の主な機能と捉えていたのに対し、「短期的な投資」を主な機能としてあげたのは「わずか24%だった」として投機的な価値だけに注目が集まっているわけではないことをあげた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン