韓国のブロックチェーンゲーム企業スーパーツリー(SuperTree)は、コインテレグラフジャパンに対して、「日本特有のブロックチェーンゲーム」の取り扱いも開始する方針であることを明かした。

スーパーツリーは、6月8日にノンファンジブル・トークン(NFT)マーケットプレイスを開始した。同社にはSBIインベストメントコリアが出資している。

NFTとは、「代替不可能なトークン」。NFTとしてブロック上にデータを置くことで、例えばゲームの文脈では、ゲームのアイテムやキャラクターなどのレア度や供給量、保有者を証明できるようになる。

またNFTの特徴は、所有権の移行にある。これまでのゲームではアイテムやキャラクターはゲーム会社の所有物でしたが、NFTによってプレイヤー自身が所有することが可能になる。そして、取引所でイーサなど暗号資産に交換することが可能になる。

スーパーツリーは、日本のゲーム業界に期待を示し、将来的に積極的に進出することを目指していると話した。

「世界的にも知られたIPの数々とともに、我々は日本の開発者やゲーマーがブロックチェーンゲームのスペースでも存在感を高め続けるだろうと感じている。日本市場で前進し続けてパートナーを探すことがかなり重要と考えている。我々のベータ版はすでに日本でも利用可能だ。今後は日本語を追加して日本特有のブロックチェーンゲームコンテンツを始めたい」

スーパーツリーが開始したマーケットプレイスは「プレイダップ・マーケット・プレース(PlayDapp MarketPLAce)」。世界初のオンラインゲームアイテムブローカーサイト「ItemBay」の創設メンバーであり元CTOのクワン・ウック氏が開発を担当した。