三井住友信託銀行は、遺産相続の手続きにブロックチェーン技術を使う実証実験を2月から始める。日経が4日に報じた。ブロックチェーンを使うことで、手続きの効率化・短縮化につなげる。2020年度中に実用化を目指すという。
三井住友信託銀行や三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友銀行や野村証券など13社が参加する実証実験を2圧中旬から始める。
実証実験は、相続財産の調査をブロックチェーンのプラットフォーム上で行うことを目指すものだ。故人の金融資産の相続財産を調べるにあたり、これまでは銀行や証券会社に残高証明書をやり取りしていたが、ブロックチェーンを使い、時間と手間を削減する狙いだ。
将来的には名義変更といった手続きもブロックチェーン上で行うことを検討。日経によれば、4~5ヶ月かかっていたプロセスを半分程度にしたいという。