独サッカークラブチームのFCバイエルン・ミュンヘンとブロックチェーン開発企業「stryking.io」が、年末年始の休暇シーズン向けにバイエルンミュンヘンの選手のトレーディングカードをノンファンジブル・トークン(NFT)として販売するオークションを開始した。
オークション期間は、12月20日から1月6日まで。バイエルンミュンヘンの2019/2020シーズンに所属する24人すべてが対象となる。特別版は今回の休暇シーズンのみに生産されるため、「特別レア」だという。
ノンファンジブル・トークン(NFT)とは、「ノンファンジブル(代替不可能)」とあるように、1つ1つのトークンが固有の価値を持つものだ。
カードには特別版のほか、レア度が高いカードから伝説(Legendary)、エピック(Epic)、レア(Rare)、普通じゃない(Uncommon)、普通(Common)に分けられる。
stryking.iogが1回目のオークションを行なった際、18の「伝説」カードを売却。バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスのNFTカードには3.8ETH(約5万5000円)の値がついた。
ストライキングは、ブロックチェーン関連スタートアップ企業アニモカ・ブランド(Animoca)の子会社だ。アニモカは2019年3月、NFTを活用した、F1題材のブロックチェーンゲーム「F1デルタ・タイム(F1 Delta Time)」の開発に向けて、フォーミュラ1(F1)とライセンス契約を締結したと発表した。
【関連記事:独サッカークラブの「バイエルン・ミュンヘン」、スター選手のデジタルグッズ制作へ ブロックチェーン企業と契約締結】