アップルの共同創設者であるスティーブ・ウォズニアック氏は、6月4日のCNBCとのインタビューの中で、「ビットコインだけが純粋なデジタル・ゴールドだ」と述べた。ウォズニアック氏は大半の仮想通貨は売却しているものの、改めて仮想通貨への信念を再び表明した形だ。

 アムステルダムで開かれているMoney 20/20カンファレンスの場でインタビューに答えた。ウォズニアック氏は、ツイッターのジャック・ドーシーCEOのビットコインがインターネットと世界の「単一通貨」になるというコメントを「買収した」と話した。ドーシー氏は3月5月のイベントで講演し、ビットコインが2028年までに国際通貨になるとの予測を披露している。

 「僕は、ジャック・ドーシーが言ったことを買うよ。僕は必ずしもそれがいま起こっているとは考えていないけど、そうなって欲しいと思っている。とても純粋な思考だよ」と、ウォズニアック氏は説明する。

 ウォズニアック氏は、自身は「投資家ではない」と述べ、かつて700ドル分のビットコインを購入したのも決済手段として使ってみたかったからだと語った。「僕はいま1ビットコインと2イーサを持っている」と、ウォズニアック氏はCNBCに語った。ウォズニアック氏は、ビットコインは他の仮想通貨とは違うとみている。

「ビットコインだけが純粋なデジタル・ゴールドだ。…僕はそう信じている。他のものはすべて、ビットコインのいくつかの側面を諦めるようになるだろう。例えば、完全に分散化され、中央のコントロールを持たないこと。これはビジネスモデルを持つためには、諦めなければならない最初のものだ」