ツイッターと決済サービスのスクエア社でCEOを務めるジャック・ドーシー氏が、ビットコイン(BTC)は将来、世界中、そしてインターネットで、単一通貨になるとの考えを示した。タイムズが21日に伝えた。

 ドーシー氏は、ビットコインが抜きん出るのには「おそらく10年以上かかるだろうが、もっと早くなる可能性がある」と述べた。

「最終的に世界の通貨は一つとなり、インターネットの通貨は一つとなる。個人的に、私はそれがビットコインだと信じている」。

 ドーシー氏は今年2月末、スクエア社のアプリ「キャッシュ」でビットコインを取り入れるより多くのオプションを開発することに注力すると語っており、それを決済業界の変革技術と呼んでいた。

 ドーシー氏は、「現時点ではビットコインは有効な通貨、つまり取引の媒介となる能力を持っているとは考えていない」との見解を示した。

 「遅くてコストがかかるが、ますます多くの人がビットコインを保有していくにつれ、その問題はなくなるだろう。ブロックチェーンで構築された新しいテクノロジーがあり、より身近ものになる」と語った。

 ライトニング・ネットワーク(LN)の開発元であるライトニング・ラボは先週、無料で瞬時のビットコイン・トランザクションを実現に近づけた。ビットコインで利用可能な初のLN実装を発表したのだ。ドーシー氏はライトコイン(LTC)創設者チャーリー・リー氏と同様、250万ドル(約2億6000万円)のシード・ファイナンスに参加した。