過去4年間でステーブルコインの取引量が16倍以上に増加し、仮想通貨の大量採用の有望な指標として注目されている。
ト―クンターミナルのデータによれば、月間ステーブルコイン取引量は2020年10月の1000億ドルから2024年4月には1兆6800億ドルに達し、16倍以上の増加を示した。ステーブルコインは、従来の金融システムとデジタル資産空間をつなぐ主要な橋渡し役であり、その動向は仮想通貨市場の健全性や投資家の自信を測る指標とされる。

ステーブルコインの市場規模の拡大は、投資家の自信が高まっていることを示し、新たな資本流入の兆候とされる。
DeFiLlamaによれば、全てのステーブルコインの時価総額は1月1日の1300億ドルから年初来で1620億ドル以上に増加している。

月間利用者数は3100万人以上
Visaのステーブルコインダッシュボードによると、過去30日間で3億5300万回以上の取引を行った月間アクティブユーザー数は3110万人以上に達している。これは、ステーブルコインの利用が増加し、仮想通貨業界が成熟している兆候でもある。

ソラナベースの流動性および取引レイヤーであるStabbleのキリアン・ピーター・クリングスCEOは、「ステーブルコインは価値を安全に保管するための最良のツールであり、ポートフォリオ管理において個人や仮想通貨企業に安定性をもたらす。これはリスクを軽減し、ユーザーがボラティリティを恐れることなく仮想通貨の採用を広げることができる」とコインテレグラフに語った。
ト―クンターミナルのデータによれば、累積ステーブルコイン取引量は2024年3月に初めて1兆ドルの大台を突破し、全てのステーブルコイン発行者を合わせた総額は1.27兆ドルに達した。

トランザックの共同創設者兼CEOであるサミ・スタート氏は、ステーブルコインの利用が広がることで信頼が高まり、その用途が拡大していると指摘した。
スタート氏は「人々は現在、ステーブルコインを使用して不動産を購入し、ローンを確保し、国境を越えた取引を行っている。これにより、誰でもどこでもグローバルな金融市場に参加できるようになり、経済的包摂性を高め、従来の金融を再構築する可能性がある」と語った。
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