韓国メディアのInfomaxによると、韓国検察が25日、大手仮想通貨取引所ビッサムの会長兼オーナーのカン・ジョンヒョン氏に対して逮捕状を請求した。カン氏は、取引所での活動に関連した横領の疑いで指名手配された。
ソウル南部地方検察庁金融捜査2課は同日、カン氏とビッサムの幹部2人を特定経済犯罪加重処罰法上の横領・背任の容疑で送検した。また、幹部は資本市場法に基づき、不正な違法取引を行った容疑でも起訴された。

コインテレグラフは1月10日、ビッサムが同国の国税庁による「特別税務調査」下に置かれたと報じた。この事件と同時に、カン氏はビッサムの関連会社であるインビジェンやバケットスタジオの転換社債発行による株価操作の疑いで捜査を受けている。
一方で2022年12月30日、ビッサムの筆頭株主であるパク・モー氏が、ビッサム関連企業の資金を横領した疑いで捜査され、自宅前で死亡しているのが発見された。モー氏は、自分にかけられた犯罪容疑から、自ら命を絶った可能性があるとみられている。
その後、ビッサムの前会長であるリー・ジョンホン氏は、ビッサムの活動に関する7000万ドルの詐欺容疑について無罪となった。