仮想通貨取引所のビットスタンプは、韓国の投資家に約4億ドルで売却されることがわかった。ニューヨークタイムズのナサニエル・ポッパー記者が22日にツイートした。また関係筋も23日、コインテレグラフに対して売却の話は事実であると語った。

 (ヴァーチャルな仮想通貨取引所を巡るほかのニュースに続き、私は複数のソースから最も古い取引所の1つ、ビットスタンプが韓国の投資家に~4億ドルで売却する最終交渉の段階にあると聞いた。ビットスタンプも投資家の側もコメントは出していない)

 11年に設立され、ルクセンブルクに登録されたビットスタンプは、コインマーケットキャップの24時間の取引高ランキングで11位に位置する。記事執筆時点での24時間の取引高は1億8240万ドルにのぼる。

 ツイッターでは、ビットスタンプの売却をネガティブに捉える論調が見られた。韓国では、仮想通貨取引所に対して規制を強化する動きがあり、それがマイナスになるのではないかと懸念している。
 

 (ビットスタンプを韓国に売るという話は本当なのか?もしそうなら、残念だが私はほかのところで取引するよ!)

 一方、ほかのツイートでは、ビットスタンプの所有者の変更が必ずしも会社の変更にはならないと指摘するものもいる。

 (所有者が変わってもルクセンブルクで登録された欧州企業ということに変わりはないだろう。株の持ち主が変わるというだけだ。欧州のオフィスを閉めて、ライセンスも返上して、銀行とのパートナーシップも止めるというのか。それじゃ何で買収したんだ)

 韓国の仮想通貨規制を巡っては、年明けから多くのニュースが出ている。仮想通貨取引を禁止するという市場を混乱させた噂や、韓国の3つの取引所に当局が家宅捜索したという話も伝えられた。