ビットコインの悲惨さの一方で、株式市場も25日までの5日間、2016年1月以来の最悪の期間だった。
BTC/USDは昨年11月以来となる6600ドルまで下落したが、世界のマーケットも弱気の兆しを見せている。
米株式市場は19日から23日までに6%下落した。同期間で欧州株は4%下落、日本株も5%の下落となった。
今週の仮想通貨市場の弱気なパフォーマンスはビットコインに牽引された。ビットコインは200日移動平均を下回り、7500ドルの薄いサポートを失った。
ビットコインは記事公開時点で7000ドル周辺で取引されている。最大のアルトコインであるイーサリアム(ETH)は400ドル台を維持しているが、月間で55%の下落となっている。
メール配信サービスのメールチンプが30日、仮想通貨関連のアカウントを凍結していることがわかった。このニュースもビットコイン市場への下落圧力となったようだ。
世界的なマーケットのネガティブな要因として様々な原因がある中で、米国の関税を端緒とする貿易戦争が主因とみられている。マーケットのコメンテーターは上昇につながる要素を見つけるのに苦労している。
経済メディアのマーケットビューは「(マーケットが)もしすぐに下落すれば、メディアが暴落と呼ぶような下落局面となるだろう。しかしどこかの時点で急反騰となる可能性は高い」と述べている。