米国のトランプ大統領が11日午前9時過ぎ、突如としてビットコインや仮想通貨に対する反対の意を表明した。ビットコインの価格に対する影響は11日11時15分時点では限定的。仮想通貨業界からはトランプ発言をポジティブに捉える人も少なくない。
(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(1日)」)
ビットコインは24時間で5%近くの下落。1万1350ドル付近を推移している。
以下が、仮想通貨業界からのポジティブな反応だ。
「目標到達まであと少し!私は、米国の現職大統領が成長を続ける仮想通貨業界に対して何らかの反応が必要だと数年前から夢見てきた。『最初は彼らはあなたを無視する。そして彼らは笑う。そして彼らは戦う。その後、あなたが勝つ』我々はステップ3まで来たんだよ」
「少なくともビットコインとリブラにある大きな違いは理解しているようだ。彼はビットコインのファンではないかもしれない。しかし、ビットコインが銀行免許などを獲得する必要がないことを理解している。一方でリブラは必要であることもね」
「米国大統領とFRB議長が今日、ビットコインについて何か言った。歴史的な日だ!2人とも密かにBTCを持っていることに賭けるよ」
一方、トランプ大統領を真正面から論破しようと試みる業界関係者もいる。
「大統領殿、プライベートで運用されている米ドルなど規制されていない法定通貨についても同じことが言える。仮想通貨の優位な点は、予測可能で透明性が高いと言う点だ。規制されていようがいまいが、使えるツールは良いことにも悪いことにも使われるものだ。米国が遅れをとるようなことはしないでくれ」
「私は私を代表しない大統領やその他の権威のファンではない。彼らの価値観こそボラティリティが大きく、基盤となっているのは人気取りだ。権力の集中こそ、人権侵害やその他の非倫理的な活動を助長するだろう」
「トランプのツイートか。BTCは何もしていない。ビットコインはドナルド・トランプと同じくらいのボラティリティだよ」
「ほとんどの薬物取引は米ドルで行われている。BTCではない。『そして米ドルは支配力を持ち続ける』確かに70歳を超えたドナルド・トランプにとっては真実かもしれないね。金融システムが完全に変化してみんなが仮想通貨を使う時、彼はいないんだから。単なる進化だよ」
一方、この機に便乗して自社製品のPRをするものも現れている。
「ところでもし米ドルの未来に興味があれば、仮想通貨業界はすでに先に進んでいるぜ。USDコインという仮想通貨が立ち上げられて、成長を続けている」