ソラナモバイルは、最新のスマートフォン「Seeker」に紐づくネイティブトークンSKRを2026年初頭にローンチする予定で、同トークンはモバイルエコシステムのガバナンストークンとして機能すると予定だ。

ソラナモバイルはXで、SKRの総供給量を100億枚とし、そのうち30%をエアドロップ、25%を成長およびパートナーシップに割り当てると発表した。さらに、流動性向けに10%、コミュニティトレジャリーに10%、ソラナモバイルに15%、親会社ソラナラボに10%が配分される。

同社は5月にSKRの計画を明らかにしており、新型スマートフォンSeekerの所有者が「プラットフォームへの実質的な所有権」を得られる点を強調していた。SKRにはステーキング参加者を早期からインセンティブするための線形インフレ方式が導入される予定で、追加情報は12月11〜13日のソラナ・ブレイクポイント・カンファレンスで共有されるとう。

ソラナモバイル、SKRでエコシステム拡大を狙う

Seekerの主要な特徴として、ソラナモバイルは100以上のソラナ系DAppを備えた独自のDAppストアを推進してきた。初代モデルSagaのように「報酬狙いの端末」と見られることを避け、エコシステム全体の拡大を目指している。同社はSKRの導入によって、このDAppストアとスマホ周辺のエコシステムがさらに強化されると見込んでいる

今回の発表に合わせて、同社はエコシステム内で信頼を検証する役割を担う「ガーディアン」の導入も発表した。SKRは、ガーディアンへのステーキング、ビルダー支援、デバイスセキュリティ、DAppストアのキュレーションといった機能を通じ、成長と調整のメカニズムとして活用される。エコシステム拡大に伴い、SKRの価値はコミュニティへ還元されるとされる。

ユーザーはSKRをガーディアンにステークすることで報酬を得られる。ソラナモバイルが最初のガーディアンとなり、2026年にはヘリウスラボ、ダブルゼロ、トリトンワンなどが参加する予定だ。ガーディアンは端末の真正性の検証、DAppのレビュー、コミュニティ基準の維持などの役割を担う。

発表に前後して、ソラナ(SOL)の価格は約140ドルから145.68ドルに上昇し、24時間で5.4%上昇した。

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

トークン, Smartphone, Solana, Governance Token