中国の最大手保険グループである平安保険のグループ会社で、フィンテック事業を手がける「ワンコネクト・ファイナンシャル・テクノロジー」が13日、米証券取引委員会(SEC)にIPO(新規株式公開)の目論見書を提出した。

ナスダックやニューヨーク証券取引所での上場を計画している。

目論見書によると、資金調達額は1億ドル(約109億円)。IPOの引受にはモルガン・スタンレーやゴールドマンサックス、JPモルガンがある。

ソフトバンクも出資

同社にはソフトバンクが出資しており、中小規模の銀行にブロックチェーンを用いて金融サービスを提供。2018年にブロックチェーンプラットフォームを立ち上げ、金融や不動産、自動車、医療、スマートシティに重点をおいたソリューションを展開している。

2018年の年次報告書によると、ワンコネクトは200を超える銀行と20万の企業、500の銀行にサービスを提供している。
さらに、ワンコネクトの技術は香港政府が進める貿易金融プラットフォーム「eトレードコネクト」にも使われている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン