シバイヌのレイヤー2ネットワーク「シバリウム」は、ほぼ1日のトランザクション停止を経てブロック生成を再開した。

ブロックエクスプローラー「Shibariumscan.io」によれば、シバイヌのレイヤー2ブロックチェーン「シバリウム」が再アクティブ化し、ブロックを生成している。メインネットのローンチ後に予想外のトラフィック増加に直面したため、シバリウムネットワークはフェイルセーフモードに入り、資金を保護するために一時停止していた。

リードデベロッパーのシャトシ・クサマ氏は、ブロックチェーンのトラフィック増加が問題を引き起こしたと認めたが、資金の安全性は維持されていると述べた。彼は、ブリッジとチェーンの両方がスムーズに機能しており、シバリウムは迅速な再開に向けて準備が整っていると語っていた。

ブロック生成の再開のスクリーンショット. Source: Shibariumscan.io

8月18日付けの公式ブログ投稿で、シバイヌの開発者カール・ダイリヤ氏は、シバリウムでの大量のトラフィックを収容するための拡大計画を明らかにした。ダイリヤ氏は、「実際、私たちはゆっくりと慎重に問題が具体的にどこで起きたのかを調査し、1ブロック内で何千ものコントラクト作成と通常のトランザクションが行われていることがわかった」と語った。

さらに、シバイヌプロジェクトは、シバリウムの再開時に潜在的な資金回収の課題に対処するため、200万ドルの保険をかけることを選択した。この発表を受けて、ネットワークでのブロック生成が再開され、チームは厳格な監視を続けている。

それでもなお、シバアーミーコミュニティは、プロジェクトにネガティブな影響を及ぼすFUD(恐怖、不確実性、疑念)の拡散について懸念を表明している。コミュニティのメンバーは前向きで、トランザクション停止問題の解決に向けたネットワークの努力を支持している。

大口保有者やトレーダーは、FUDの拡散を受けてSHIB、BONE、LEASHトークンを売却し、主要な保有資産の売却を行った。それにもかかわらず、シバリウムの再稼働を受けて価格は反発している。

過去1日で、SHIBの価値は11%下落し、現在0.0000082ドルとなっている。過去24時間の範囲では、最低0.0000076ドルから最高0.0000093ドルまで変動した。同時に、BONEの価格は15%下落し、1.18ドルで推移している。一方、LEASHは現在430ドルで、同じ時間枠で5%の下落を記録している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン