犬をテーマにしたミームコイン「シバイヌ(SHIB)」のチームが、インターネットのドメインネームシステム(DNS)で機能する「.shib」ドメインの申請を行った。
「私たちは@ShibTokenと協力して、.shibトップレベルドメイン(TLD)の申請と取得を行っている」と、インターネットドメイン企業D3が12月19日のXの投稿で明らかにした。D3は、Web2とWeb3間の相互運用性を可能にする次世代ドメインに焦点を当てている。
We're partnering with @ShibToken to apply for and obtain the .shib Top-Level Domain (TLD)
— D3 (@D3inc) December 19, 2023
Learn more here https://t.co/ZBWtO4ubtA pic.twitter.com/zO3rZPavWi
D3のウェブサイトによると、現在のWeb3の名前、例えば「.crypto」や「.eth」は、DNS上で動作しないため、Webブラウザーやメールなどの一般的に使用されるインターネットツールとネイティブに連携しない。
一方で、Web2のドメイン、例えば「.com」や「.net」はDNS上で動作するが、ウォレットやデジタルアイデンティティソリューションなどのWeb3ツールとネイティブに連携しない。
承認されれば、シバイヌ(SHIB)のミームコイン保有者は、「.shib」の接尾辞が付いたメールアドレスを作成できるようになる。これは一般的なメールアプリケーションと互換性があるとD3は述べている。
D3は、インターネットの識別子に関するポリシーを作成し実施する米国に拠点を置く非営利団体ICANNに申請する必要がある。
D3はまた、SHIBユーザー向けに「ネームトークン」を発表する計画を持っており、これによりユーザーは長い英数字のウォレットアドレスを必要とせずに、さまざまなブロックチェーンにデジタル資産を送信できるようになる。
シバイヌを巡るニュースとしては、シバイヌの新しいレイヤー2ブロックチェーンであるシバリウムネットワークは9月に100万ユーザーを突破した。このブロックチェーンはまだ「プライベート」モードで、シバイヌのチームは今後数ヶ月のうちに公開する意向を表明している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン