世界最大級のイーサ保有上場企業であるシャープリンク・ゲーミングは、自社の普通株をイーサリアムブロックチェーン上でトークン化する計画を発表した。
シャープリンクは、フィンテック企業のスーパーステートと提携し、ナスダックに上場している自社株(ティッカー:SBET)をスーパーステートの「オープンベル」トークン化プラットフォームを通じてトークン化すると、木曜日に発表した。
シャープリンクの共同CEOであるジョセフ・シャロム氏は、「シャープリンクの株式をイーサリアム上で直接トークン化することは、単なる技術的な成果をはるかに超えるものであり、世界の資本市場の未来がどこに向かっているかについての我々の考えを示すものだ」と述べた。
スーパーステートと提携することで、シャープリンクは「オープンベル」プラットフォームを介して普通株のトークン化を目指す企業の仲間入りをした。これには、月曜日にソラナ上での株式トークン化を発表したフォワード・インダストリーズも含まれる。
世界第2位のETH保有企業
2019年に設立されたシャープリンクは、iゲーミングおよびスポーツベッティング分野向けの成果報酬型マーケティング企業として事業を展開している。
同社は2025年6月に企業のイーサ(ETH)準備金を創設する方針に転換し、世界最大級のETH保有上場企業の一つという称号を得た。
5月にETH準備金の保有を発表した直後、シャープリンクの株価は100%以上急騰し、5月27日の約40ドルから5月30日には90ドル近くまで上昇した。
トレーディングビューによると、この上昇は短期間で終わり、株価は6月中旬までに約10ドルまで急落し、それ以降40ドルを超えることはなかった。
DeFiプラットフォームでのSBET取引
シャープリンクが米証券取引委員会(SEC)に提出した声明によると、同社はスーパーステートと協力し、トークン化された公開株式が最終的に自動マーケットメーカー(AMM)で取引される方法を進化させる計画もある。
AMMは、スマートコントラクトと流動性プールを使用して、従来の買い手と売り手に依存することなくデジタル資産の自動取引を可能にする、分散型取引所(DEX)プロトコルの一種である。
AMMに加えて、シャープリンクは他の分散型金融(DeFi)プロトコルでも、完全に法令を遵守した形でそのような取引を可能にしたいと述べている。
「この取り組みは、デジタル資産、ブロックチェーン、オンチェーン市場をより良く実現するために米国の証券規制を近代化することを目的とした、SECのより広範な『プロジェクト・クリプト』イノベーション・アジェンダと一致する」とシャープリンクは指摘した。
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