スポーツベッティング企業シャープリンク・ゲーミングの株価は6月24日の取引終了時点で7%上昇した。同社がさらに3000万ドル分のイーサリアム(ETH)を購入し、保有を拡大したことが材料となった。
シャープは24日の発表で、6月20日までの1週間で1ETHあたり平均2513ドルで合計1万2207ETHを購入したと明らかにした。これにより同社のETH保有は18万8000ETHを超え、評価額は4億5740万ドルに達している。
同社は今回の購入資金として、254万株を売却して2770万ドルを調達。その大半をETH投資の拡充に充てた。
また、6月20日時点で全ETHをステーキング済みであり、これまでに120ETH(約29万3000ドル相当)の報酬を得たと述べている。
シャープリンクの会長であり、イーサリアム共同創設者でもあるジョセフ・ルービン氏は、ETH保有の拡大は「株主にとって長期的な価値をもたらす」とコメントした。
同社は5月にもETH購入計画のために4億2500万ドルを調達し、ルービン氏を会長に任命していた。6月13日には4億6300万ドル分のETHを取得し、上場企業として世界最大のETH保有企業となった。
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株価は急騰
シャープリンク(SBET)の株価は24日の取引終了時点で7%超上昇し、9.66ドルとなった。さらに時間外取引で1.14%上昇し、9.77ドルとなった。
一方、株価は5月29日に記録した79.21ドルからは87%下落しており、年初来では大幅なマイナスとなっている。
2025年3月期の四半期決算では、前年同期比で純収益が24%減少、純利益率も110%急落していた。
機関投資家によるETH需要が加速
ここ数週間、機関投資家によるETHへの関心が高まっている。
6月23日には、イスラエルとイランの戦争による市場の不安定さにもかかわらず、大口ETH保有者(いわゆるクジラ)がレバレッジをかけたロングポジションを開始。あるクジラは25倍のレバレッジで1億100万ドル相当のロングポジションを建てた。
さらに別のクジラは6月22日に3900万ドル分のETHを購入し、保有額は3億ドルを超えた。
また、先週の報道によると、ステーキングされたイーサの総数は3500万ETHを超えており、これは全供給量の28%以上がスマートコントラクトにロックされ、報酬獲得に利用されていることを意味している。
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