米証券取引委員会(SEC)は昨年数回の決定延期をした後、ニューヨーク・デジタルインベストメントグループ(NYDIG)とグローバルXによるスポット型ビットコイン上場投資信託(ETF)を拒否した。

10日の発表によると、SECはNYDIGとグローバルXのビットコインETFをそれぞれ拒否している。SECは取引所法で定める「不正で操作的な行為と慣行を防止するよう設計する」点や「投資家と公共の利益を保護するよう設計する」点が満たされていないと述べている。

NYDIGとグローバルXはそれぞれ2021年6月と8月にビットコインETFをSECに申請した。SECはこの申請を承認か非承認かを検討するために長い審査期間を設定していた。しかしスポット型のビットコインETFは、ウィズダムツリーやヴァンエックからの申請についてもSECは拒否しており、今回も同様の結果となった。

米国の規制当局は、スポット型のビットコインETFをまだ承認していないが、ビットコイン先物にリンクしたETFはより多くの成功を収めている。2021年8月以降、ヴァルキリーやプロシェアーズ、ヴァンエックからのBTC先物ETFを承認している
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