米証券取引委員会(SEC)はフェイスブックの独自仮想通貨「リブラ」をSECの監督下におくことの検討を始めている。リブラがETF(上場投資信託)になるかの判断を進めており、ETFとされた場合はSECの承認が必要になるからだ。ウォールストリートジャーナルが13日、報じた

ウォールストリートジャーナルによると、フェイスブックは6月27日に米財務省のシガル・マンデルカー財務次官やSEC、連邦預金保険公社(FDIC)の幹部と話し合ったほか、数週間ほど協議を進めているという。

リブラに対しては、これまでに金融安定理事会(FSB)のランダル・クオールズ議長(FRB副議長)が、「これまでとは異なる規制枠組みが必要になる」との考えを示しており、リブラに関する作業部会の設置を明らかにした。

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