米SECが違法ICOを摘発、虚偽の説明で投資家から資金集める

米国の規制当局である証券取引委員会(SEC)は、アダルトコンテンツのオンラインマーケットプレイスである「ファンタジーマーケット」の元CEOを、違法なイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を行ったとして告訴した。SECが23日に発表した。既に元CEOは罰金の支払いなどに同意しているという。

SECの発表によると、ファンタジーマーケットの元CEOのジョナサン・ルーカス氏は、違法なICOで100人以上の投資家から6万3000ドル(約677万円)を調達した。SECは「未登録のデジタル証券の不正な提供と販売を行った」としている。

「ルーカス氏は、投資家をICOに参加させるため、ホワイトペーパーおよびオンラインで多数の重大な虚偽の説明を行った。虚偽の説明の中では、同社のアダルトエンターテイメントのプラットフォームの『ワーキングベータ版』が存在し、架空の管理チームまで提示していた」

SECはルーカス氏を証券法違反で、ニューヨークのマンハッタン地区連邦裁判所で告訴した。

裁判所は、ルーカス氏に対して1万5000ドル(約160万円)の罰金を命じた。発表によれば、ルーカス氏は裁判所からの命令に従うことに同意したという。またルーカス氏は5年間にわたり、役員や取締役への就任や未登録証券の販売に携わることを禁止するとしている。

SECは9月18日にも、違法なICOを行ったとして米ICO Box社の創業者を起訴している

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版