SBIホールディングスは27日、エンタープライズ向けブロックチェーンソリューションである「コルダ(Corda)」を使ったデジタル通貨「Sコイン」の実証実験を開始したと発表した。7月からSBIグループ社員を対象に始めた。

決済用コインであるSコインは、前払い式支払い手段の電子マネーとして発行される。今回の実証実験ではSコインのプラットフォームとSBI子会社で、決済プラットフォームを手がけるマネータップのスマートフォン用送金・決済アプリである「マネータップ」と連携させる。

マネータップアプリを使って銀行口座からSコインプラットフォームに直接送金を行うことで、Sコインプラットフォーム上にSコインが発行される。決済はマネータップ加盟店で可能という。

SBIはこれまでにもブロックチェーンを活用して福岡県でプレミアム付き地域商品券の電子化を支援したり、地域通貨の「常若通貨」の発行を支援したりしている。