SBIホールディングスは29日、米フィンテック企業のR3と合弁会社SBI R3 Japanを設立すると発表した。新会社は、R3が手掛けるブロックチェーンプラットフォーム「コルダ(Corda)」の日本おけるライセンス提供や導入支援などを担う。また東アジアを対象とした事業展開も視野に入れるという。
R3はブロックチェーンプラットフォームのコルダや、商用版であるコルダ・エンタープライズを手掛けている。R3が主導する企業コンソーシアムには約300の企業・団体が参加。貿易金融や保険といった金融分野やサプライチェーンで、コルダを活用したプロジェクトを推進している。
今回新設するSBI R3 Japanは資本金5億円で、SBIホールディングスが60%、R3が40%出資する。
新会社では、日本におけるコルダ導入支援のほか、R3の海外拠点やコルダを活用するパートナー企業との連携支援も実施していく。
SBIは2017年5月にR3に出資しており、R3の外部筆頭株主となっている。
SBIホールディングスの北尾吉孝社長は昨年10月の決算説明会の場で、SBIがリップル社と、SBIリップル・アジアを設立したように、SBIとR3の間で合弁会社を設立する構想を表明しており、今回これが実現した形だ。
「我々はSBIリップル・アジアと同じような、SBI R3アジアを作りたいということで話し合いを始めている」
SBIは仮想通貨・ブロックチェーン分野へのビジネス展開を積極的に行っている。1月に入ってからも、スイスの仮想通貨ウォレット企業のブレッドウィナーAGや、仮想通貨を使った「スマート紙幣」を手掛けるスマートキャッシュ社に、それぞれ1500万ドルの出資を行った。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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