サムスン、サプライチェーンにブロックチェーン活用へ コスト20%削減

 韓国のエレクトロニクス大手のサムスンは、グローバルなサプライチェーンにブロックチェーン技術を活用する方針だ。ブルームバーグが16日に報じた。

 サムスングループでIT事業を手掛けるサムスンSDSは、ブロックチェーン技術によってコストを20%削減できると見積もっている。

 もしサムスンが採用するとなれば、サムスンSDSが昨年発表したトランザクション管理ツールNexledgerといったブロックチェーン技術を活用していくことになるとみられる。

 サムスンSDS副社長でブロックチェーンを担当するソン・カンウ氏は、「製造業のサプライチェーンに大きなインパクトを与える」と話す。

「ブロックチェーンは我々の取引を支えるコアとなるプラットフォームだ」

 計画によれば、サムスンのグローバルなサプライチェーン全体をブロックチェーンに置き換える。その規模は18年で航空貨物48万8000トン、輸送コンテナ100万個にのぼる。この中には、サムスン電子のスマートフォン、ギャラクシーS9などのコンシューマー向け製品も含まれる。

 サムスンは今年、マイニング用のASICチップを製造するビットメインハロン・マイニングと提携し、仮想通貨産業とも新しいレベルでの協力を模索している。

 また昨年11月には、韓国政府との間で「福祉や公共の安全、交通」に焦点をあてたブロックチェーンプラットフォームを22年までに構築するとの協定を結んだ