テクノロジー大手カカオ傘下で韓国最大の仮想通貨取引所アップビット(Upbit )は、2018年第3四半期に1億ドル(約111億円)の利益を計上したことが分かった。昨年の開所から最も成績が良かった。聯合ニュースが23日伝えた

 聯合ニュースが引用した、韓国金融監督院が運営する電子開示システム(DART)の情報によると、韓国の仮想通貨取引所2番手のビッサムの同時期の利益は3900万ドル。ビッサムの昨年の利益は4億ドルであり、今年はそれよりも20%ほど低くなる見通しという。

 ビッサムは6月、ハッキングに遭い1700万ドル相当の仮想通貨を盗まれた。同社はこれを企業の資金から補填すると述べている。また、ハッキング事件を受けて1カ月間サービスを停止した。再開したのは今月に入ってからだ。

 アップビットは5月、バランスシートに虚偽の内容を記した疑いで地元当局から検査を受けた。内部監査の結果は今月に発表され、疑念を晴らすことに成功した。

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