ロシアの政府系のマイニング企業、ロシアン・マイニング・カンパニー(RMC)は新たなマイニング施設の建設を計画しており、ビットコインのマイニングのシェア20%の獲得を目指している。RBCが29日に報じた

RMCは、ロシア北部のカレリアにある金属加工工場を改修し、マイニング施設を作る計画。奇しくもこの工場は、米国の経済制裁によって閉鎖された。それがビットコインのマイニング施設に生まれ変わり、ビットコインのシェアを取りにいくことになる。

RMCは、2017年にICO(イニシャル・コイン・オファリング)で4300万ドル(約46億円)を調達した。未だにロシアにおける最高額のICOだ。

RMCのマリニチェフCEOは、ロシア政府のインターネットに関する政策で積極的に発言する人物として知られている。

例えばロシア政府はチャットアプリのテレグラムをブロックしようとしたが、テレグラムは未だにアクセス可能であることについて「IPアドレスをブラックリスト化してブロックすることは不可能だ」と苦言を呈した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版