大胆なビットコイン相場の予測で有名な米スタンドポイントリサーチ社のロニー・モアスCEOが年末までのビットコイン価格の目標値を11000ドルから14000ドルに引き上げた。コインテレグフとの独占インタビューの中でのべた。

   ただし14000ドルは、ビットコインとその分岐コインであるビットコインキャッシュとビットコインゴールドを足した総和で構成されるという。

   同氏は8月に年末までのビットコイン目標値を7500ドルとしていたが、今月頭にはこれを11000ドルに引き上げていた。

   今回目標値を引き上げた理由には、米CMEグループによるビットコイン先物取引契約の上場や、大手決済アプリのスクウェアによるビットコイン採用等を挙げた。また、アルトコインについても、アメックスとサンタンデール銀行がリップルと提携を結んだこともプラス材料とした。(ちなみにリップルの時価総額は1兆円に迫っている。)

   モアス氏はコインテレグラフに次の通り語った。

最近大きな動きが複数あり、目標値を引き上げた。仮想通貨がニュースのヘッドラインになるようなポジティブなニュースで、(今後の普及に向けて)障害物を取り除くような動きだ。

   一方で、同氏は「ビットコイン価格」の定義にも言及した。

ビットコインの目標値を計算する際、ビットコインゴールド、ビットコインキャッシュ、をビットコインに加えている。言い換えれば、ビットコインの時価総額が明日50%下がっても、ビットコインキャッシュが同じ位上昇すればそれは私にとって同じことだ。

仮想通貨市場全体の時価総額は今後5年で10倍に

   モアス氏は、仮想通貨市場全体の時価総額について、現状の約28兆円から280兆円に成長するのは容易いとしている。

仮想通貨市場全体の時価総額は今後5年間で900%伸びるだろう。つまり280兆円になる可能性があるが、そのうちビットコインが占める割合を予測することはできない。だから投資家は分散投資するべきだ。