ルーマニアのトランシルバニア地方にある公立大学が、学生が入学金を仮想通貨で支払えるようにすると発表した

Lucian Blaga University of Sibiu(LBUS)は7日、7月から11,000人以上の学生を対象に、仮想通貨による入学金支払いを受け付ける。学部生の場合、年間約1000ドルの授業料である入学金をエルロンド(EGLD)を使って支払うことができるようになり、大学側はそれをルーマニアの法定通貨であるルーマニア・レウに交換して利用するようだ。

学長であるソリン・ラドゥ氏は、「私たちの大学は、これまでも、そしてこれからも、地域社会や地元企業の支援者であり続ける」と述べた。

2019年にバイナンス・ラウンチパッドから新規取引が開始されたエルロンドは、人口40万人以上のトランシルバニアにオフィスを構える。チームには地元大学の卒業生が勤務している。同プロジェクトは、今後、LBUSと研究を含む他のコラボレーションを実施する予定だという。

7月に施行された法律によると、ルーマニアで事業を行う場合、取引所は法定通貨での仮想通貨の購入や取引を監視し、認可が必要となった。同国の仮想通貨ユーザーは、本人確認やアンチ・マネーロンダリング規制を遵守している取引所を利用しなければならない。

エルロンドは最近、メインネットの変更に伴い、以前のトークン名であるERDからEGLDに変更された。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン