【追記あり】 ”ビットコインの伝道師”ロジャー・バー呆れる 仮想通貨取引所Mt.Gox破産管財人は「最悪 」

”ビットコインの伝道師”として知られるロジャー・バー氏は、民事再生手続き中の仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)の破産管財人にあきれ返っている。

マウントゴックス破産管財人の小林信明氏が260億円相当のビットコインとビットコインキャッシュを売却したことに対して、バー氏は26日、コインテレグラフ日本版の取材に答えて「歴史上、最悪の破産管財人の一人だ」と批判した。

「マウントゴックスの債権者の中で、ビットコインを法定通貨に変えてほしいと頼んだ人は誰もいない。むしろみんな売却するなと言ったのに彼はそれを実行した。歴史上、最悪の破産管財人の一人だ。『最悪』じゃないにしても『最悪な管財人の一人だ』

仮想通貨ニュースサイトBitcoin.comのCEOであるバー氏は、2014年に破産したマウントゴックスの債権者の一人だ。バー氏の損失額は、2012年にハッキングされたニュージーランドの仮想通貨取引所ビットコイニカ(Bitcoinica)に預けていた約2万5000ビットコインの一部。ビットコイニカがマウントゴックスに口座を持っていたため、ビットコイニカもマウントゴックスの債権者となっているのだ。バー氏は、最終的には2万5000ドルの20%~40%しか戻ってこないかもしれないと予想するが、それでも数千ビットコインに上る

小林氏は私の仮想通貨を円とかドルで売っている。私は円とかドルとかいらないのに。ビットコインキャッシュ(BCH)より使いやすくないだろう(中略)(小林氏は)みんなのポートフォリオマネジャーみたいに行動している。誰も雇っていないのに

バー氏の主張は、債権者への返済は仮想通貨を現金化するのではなくて仮想通貨のまま行うべきというものだ。マウントゴックスには今回小林氏が売却した額を差し引いても、推定15万ビットコインが残っていると見られている。6月の民事再生決定によりマウントゴックス債権者に対してビットコインをそのまま返済できる可能性が生まれた。実際、小林氏の売却も6月の民事再生決定時に終わっている。現在、返済におけるビットコインキャッシュやビットコインの割合を巡って調整が続いている。

バー氏の怒りは収まらない。

「『2018年のワースト破産管理人』という賞を与えたい。授賞式への招待状を送るべきだ」

【追記】

26日に行われたマウントゴックス債権者に向けた財産状況報告集会で、 9月21日時点で債権者が保有するビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ (BTC)の額は、それぞれ14万1686.35236435BTC と14万2846.35166254BCHであることが明らかになった。