手数料無料の株取引アプリ「ロビンフッド」が22日、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を手数料ゼロで取引できる「ロビンフッド クリプト」を一部ユーザー向けにスタートしたと発表した。公式ブログの中で述べた。

 今回手数料ゼロで仮想通貨取引を行うことができるのは、カリフォルニア州やマサチューセッツ州等の計5州。今後サポート地域を拡大していく予定だ。

 現在ロビンフッドアプリのユーザーは、取引できない通貨も含め、16種の仮想通貨価格をモニターできる。

 ロビンフッドは米カリフォルニア州パロアルトを拠点とし、手数料無料の株取引アプリを運営。手数料ではなく、顧客から払い込まれた資金や証拠金取引の金利で利益を得るビジネスモデルが有名だ。

 ロビンフッドは今回、手数料を無料にして利益を損益分岐点まで抑えることで、400万人の既存ユーザーを仮想通貨取引に引き込むことを狙う。 

 また同社は今回、「ロビンフッド フィード」というユーザー同士が仮想通貨市場のニュースやトレンドを議論できる掲示板のようなサービスも立ち上げている。