ロビンフッドのウラジミール・テネフCEOは第1四半期の決算会見で、米証券取引委員会(SEC)から受け取ったウェルズ通知を「残念な展開」と表現した。

ロビンフッドは四半期において仮想通貨取引量が224%増の360億ドルに達した。取引ベースの収益3億2900万ドルであり、仮想通貨関連サービスは約40%を占めた。これにより、純利益1億5700万ドルを記録し、2四半期連続の黒字を達成した。

好調な決算結果だったが、ロビンフッドは先週、米国の証券規制当局からウェルズ通知を送られた。この通知はロビンフッドの仮想通貨の上場とカストディアン業務を対象としている。テネフCEOはこのニュースを「残念な展開だ」と述べた。最高財務責任者のジェイソン・ワーニック氏も、同社は仮想通貨の上場とサービスに対して保守的なアプローチを採用しており、仮想通貨ビジネスを仲介事業と同じ法的およびコンプライアンス基準に照らして運営していると強調した。「したがって、ここでの執行による規制が行われたのは残念だ」とワーニック氏は語った。

さらにロビンフッドの幹部は、この展開が顧客のアカウントに影響を与えないことを強調した。「我々は会社を守り、顧客のために主張し続ける」とテネフ氏は付け加えた。

この問題を除けば、ロビンフッドの第1四半期の業績は業界の予想を上回り、報告された収益は6億1800万ドルで、リサーチ企業ザックスの予測5億3450万ドルを15.6%上回った。

ロビンフッドの株価は、時間外取引で最高7.3%上昇し、19.15ドルに達したが、その後は18.55ドルで落ち着いた。ロビンフッドの株価は年初来44.3%上昇している。

HOOD’s change in share price on May 8. Source: Google Finance

ロビンフッドは、ユーザーのために262億ドル相当の仮想通貨を保管しており、前四半期から78%増加している。この大幅な増加は、ビットコイン(BTC)が四半期に65.1%上昇し、6万9700ドルに達したことが影響していると思われる。

ロビンフッドは2018年2月に仮想通貨部門を立ち上げ、ビットコインとイーサリアム(ETH)の取引を提供し始めた。その後、ライトコイン(LTC)、ユニスワップ(UNI)、アバランチェ(AVAX)、チェーンリンク(LINK)などのトークンを取り扱いに追加している。

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