米国の選挙が11月5日に迫る中、株式や仮想通貨など複数の資産を扱う取引プラットフォームのロビンフッドは、民主党のハリス氏と共和党のトランプ氏の大統領選挙の結果に賭ける契約を一部のユーザー向けに導入した。
10月28日の発表によると、ロビンフッドのデリバティブ部門は米大統領選挙を巡る契約を開始し、米国の市民のみが2024年にトランプ氏またはハリス氏のどちらが勝利するかを予測して取引できるようにした。ロビンフッドによれば、これらの契約は2025年1月6日に議会によって選挙結果が認定された後に支払われる。
ロビンフッドは「誰が大統領に就任するかに関係なく、金融を民主化することにコミットしている」とのべた。「2024年の大統領選挙の結果に対して顧客が投機できるようにしているが、その結果やリアルタイムの市場変動は、ロビンフッドがどちらかの候補者を支持していることを示すものではない」としている。
この発表は、デリバティブ取引所カルシが米商品先物取引委員会(CFTC)との裁判で勝利し、米国内のユーザーに選挙結果に賭ける契約を提供できるようになったことを受けたものだ。
ポリマーケットは大統領選挙のほか、例えば「カマラは選挙前にジョー・ローガンの番組に出演するか?」といったマイナーなイベントに関する賭けまで提供しているが、米国の居住者が賭けを行うことを許可していない。
ロビンフッドの利用規約によれば、ハリス氏やトランプ氏の選挙陣営で働く人、政治行動委員会の有給職員、ホワイトハウスのスタッフなど一部の米国居住者は入札を行うことができない。
投票の集計には数日かかる見込み
ロビンフッドは、2025年1月5日まで大統領選挙契約の取引を許可する予定だ。多くの政治評論家は、2024年の選挙が非常に接戦になると予想しており、一部の州では投票用紙の集計と結果の認定に数日かかる可能性があるとみている。ちなみに2020年の選挙では、メディアは投票日から4日後の11月7日に報じた。
米国の選挙は、2025年からアメリカの大統領職、そして下院と上院をどの政党が支配するかを決定し、国の将来を形作ることになる。多くの世論調査では、ハリス氏とトランプ氏が接戦を繰り広げているとされる。仮想通貨業界では、仮想通貨を支持する候補者を支援するために多額の寄付が行われている。
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