ステーブルコインのRLUSDはXRPの需要を高める＝アクセラー共同創設者

2024年11月、XRP（XRP）は政治的な追い風とエコシステムの新たな展開を背景に、歴史的な高騰を見せた。アクセラーのオープンソース相互運用プラットフォームの共同創設者であるゲオルギオス・ヴラコス氏は、XRPレジャー（XRPL）をXRPL EVMチェーンおよび他の69のブロックチェーンと接続する公式のブリッジであるアクセラーが、2025年にXRPの需要を押し上げる要因になるだろうと語った。

ヴラコス氏によると、多くの人々、特に新興国の人々は、トランザクションの手段や価値の保存手段としてステーブルコインを利用している。RLUSDのトランザクションと送金の多くは、XRPレジャー（XRPL）およびXRP-EVMサイドチェーンで決済されるため、XRPの需要が高まる見通しだ。ヴラコス氏はコインテレグラフに次のように語った。

「これらの送金を行う際、ガス代はXRPで支払われる。そのため、トランザクションが行われるたびにXRPが一部焼却されるため、XRP保有者は恩恵を受けることになる。」

XRPは2024年12月3日に約7年ぶりの高値である2.90ドルに到達したが、その後、相対力指数（RSI）が95に達し、資産が買われすぎであることが示されたため、現在の価格水準まで反落した。それでも、2025年に向けて投資家の関心を維持するいくつかの要因が存在している。

XRPの価格を押し上げる要因

2024年11月5日のドナルド・トランプ氏の選挙勝利後、XRPは他の仮想通貨と共に歴史的な価格の急騰を見せた。これは、大統領当選者であるトランプ氏の仮想通貨に対する前向きな姿勢と、米国におけるより親しみやすい規制環境への期待が要因だ。

さらに、11月25日には資産運用会社ウィズダムツリーがXRPのETF（上場投資信託）の申請を行った。これにより、ビットワイズ、カナリー・キャピタル、21シェアーズといった企業が既に米証券取引委員会（SEC）に提出しているXRP ETFの申請者リストに加わった。

12月1日には、XRPは時価総額でソラナを追い抜き、仮想通貨市場において時価総額4位の地位を獲得した。コインマーケットキャップのデータによると、XRPの時価総額は現在約1380億ドルであり、約1400億ドルのテザーとの差は20億ドル未満だ。

2024年12月10日にニューヨーク州金融サービス局（NYDFS）はリップルのRLUSDステーブルコインを承認した。このドル連動型のステーブルコインは、法定通貨の現金準備金や米国債などの短期現金同等物によって過剰担保され、米ドルと1:1の比率で交換可能となる。

この記事は投資アドバイスや推奨を含むものではありません。すべての投資および取引行動にはリスクが伴います。意思決定を行う際は、読者自身のリサーチを行う必要があります。

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