リップルの最高技術責任者(CTO)であるデービット・シュワルツ氏は、第三者がXRPレジャー上で他の仮想通貨に裏付けされたトークンを作成できる機能を開発していると明らかにした。
リップル社のユーチューブで2月27日、シュワルツ氏はXRPレジャーの機能を拡張し、ユーザーが他の仮想通貨をXRPエコシステムに導入できるようにする新機能に取り組んでいると語った。
新機能の詳細については明らかにされなかったが、「価値が固定された」トークンをローンチできるようになるという。
「ステーブルコインはわかりやすいユースケースだが、ステーブルコインだけでなく、何らかの外部価値にペッグされた資産だ」
同様の機能はテザーなどが保有し、複数のネットワーク上で同時にステーブルコインを発行している。しかし、シュワルツ氏はXRPレジャーで発行されたトークンは、その仕組みから流動性を担保する点で差別化できるとした。
シュワルツ氏は昨年10月にも担保型ステーブルコインの機能をXRPレジャーに追加する提案を行っている。
当時、担保型ステーブルコインの機能では「ステーブルコインが担保プールにあるXRPといつでも交換可能になる」と解説。例えば、米ドルと1対1で連動するステーブルコインを保有する場合、1ドル分のXRPを持っている時のように、レジャー上での支払いができるようになるという。