仮想通貨取引者間での大規模な取引を報告する「ホエールアラート(Whale Alert)」によると、リップル社が仮想通貨XRPを合計10億XRP移動させたことがわかった。
リップル社は2回に分けてXRPを移動。10億XRPは記事執筆時点で230億円ほどになる。
同社は移動から7分後には、3つの別のトランザクションで同量のXRPをエスクローウォレットに戻した。
XRPは毎月一定量がリップル社からアンロックされており、取引所や金融機関など第三者に販売され、余ったXRPがエスクローウォレットに戻るようになっている。
ただ、XRPコミュニティにはリップル社の定期的なXRP売却が価格に影響を与えることを恐れるユーザーもいるため、今回のような大量の移動には敏感になっている。
今年8月には10万2000人のフォロワーがいる@Cryptp_Bitlord氏がリップル社に対して「XRPの投げ売り」をやめるように要求。オンライン署名サイトChange.orgで「リップル投げ売りをやめろ」というページを開設している。
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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン