リップルは、リップルネットを使う企業が300社を超えたと発表した。銀行や金融機関、決済事業者が取引に活用しており、リップルの決済技術「ODL」(旧xRapidやxCuurentを統合した名称)のトランザクションは、19年第1四半期末から10月末までに7倍以上に増加した。

トランザクション増加は、米送金大手のマネーグラムや豪金融サービスのフラッシュFX、ヴィアメリカス、ゴーランス(goLance)といった事業者がリップルネットを使用することになったことが大きいとしている。

ODLはメキシコとフィリピンでの提供を開始し、豪州にも拡大。またブラジルでも間もなく開始するという。さらに2020年には、アジア太平洋や中東・アフリカ、中南米地域でさらに拡大する計画だとしている。

また発表の中で、マネーグラムのアレックス・ホームズCEOは、同社がODLを活用し、フィリピンペソの海外送金をスタートさせることも表明している。同社はメキシコペソでODLを活用していたが、対応地域を拡大することになる。