リップル・ラボは、XRPレッジャー(XRPL)で非代替性トークン(NFT)の新しいユースケース開発を支援するためのファンドを立ち上げた。

29日の発表によれば、このファンドの資金は2億5000万ドルにのぼり、NFTによる仮想通貨での採用加速につなげる狙いだ。リップルは、使いにくいユーザーエクスペリエンスや高額な取引手数料、環境への負荷といったNFT作成に関する問題に対処したいと述べている。

「NFTはトークン化の未来を具体化し、メインストリームがそれを受け入れるための転換点になると私たちは考えている」と、リップルは述べている。「クリエイターファンドとXRPLを通じて、NFTの新しいユーティリティを解き放ち、トークン化への移行を加速できることを嬉しく思う」としている。

リップルによると、MintNFTやMintableなどのNFTマーケットプレイスやクリエイティブエージェンシーが、このファンドにアクセスできるようになるとのことだ。提案されたNFTのユースケースは、XRPレッジャーをベースに構築され、クリエイターに作品を収益化する機会を提供するという。

Mintableは今年7月、NFTにシームレスなエクスペリエンスを提供するため、XRPレッジャーとの統合を計画していると発表した。​​​​リップルは当時の発表で、XRPLがカーボンニュートラルなネットワークであると主張し、「その環境に優しい属性により、何十億ものNFTを持続可能な方法でXRPLで作成し、購入し、転送することができる」と述べていた。