ブロックチェーン開発企業リップルが、BMW、フォード、ルノー、ホンダなどの大手企業が参加するブロックチェーンコンソーシアム「モビリティ・オープン・ブロックチェーン・イニシアチブ(MOBI)」に加盟した。MOBIはブロックチェーンをベースに、新しいデジタルモビリティエコシステムの研究開発を進めている。

出典:MOBI

MOBIは世界中から80社以上の企業が参画している。日本からはホンダやトヨタ子会社、デンソーなどが参加している。ブロックチェーン関連ではリップルのほか、IOTAやイーサリアム開発企業コンセンシス、分散台帳技術「コルダ」を手掛けるR3などが加盟している。

MOBIでは複数のワーキンググループのもとでブロックチェーン活用について検討を進めている。たとえば車両IDへの適用や、使用量にも基づいた保険商品、電気自動車向けシステム、スマートコントラクトを使ったファイナンスソリューションなどだ。

リップルがMOBIの中で具体的にどのような役割を担うのか、どのようなワーキンググループに参加するのかは明らかではない。送金・決済といった金融取引で実績があることから、ファイナンス関連でMOBIに貢献する可能性もあるだろう。