リップル社と同社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、4月21日、ユーチューブに訴訟を起こした。ユーチューブが「XRPギブアウェイ(無料配布)」詐欺を止めなかったことを問題視している。
カリフォルニア州の北地区に提出された訴訟によると、リップル社はユーチューブでXRP詐欺と偽物が止まらないことについてユーチューブ社の責任を追求している。「数万ドル分のXRP」の被害が出ているという。
また、詐欺師たちはリップル社の関係者のチャンネルを乗っ取る行為も行っているという。
(出典:Ripple.com「XRP詐欺師たちの典型的な攻撃方法」)
詐欺師たちのユーチューブを見た視聴者は、「5000XRPから100万XRP」を表示されているアドレスに送ったら5倍のリターンがあると説明されるケースもあるという。
ユーチューブが「共謀」
リップル社は、ユーチューブが詐欺師たちの行動で利益を得ていると指摘。止める能力があるにも関わらず、放置していると主張した。
「ユーチューブは、リップルやガーリングハウス氏の偽物の代わりに広告を売ることで利益を得ている」
ユーチューブは詐欺師たちが乗っ取ったリップル関連チャネルの一部に公認のバッジを与えていたという。リップル社は2019年11月以降で49回削除の依頼。ガーリングハウス氏の真似をするチャンネルに対しては305回もクレームが届いているという。
翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン