cityamの報道によると、英ネオバンクのレボリュート(Revolut)は、2024年1月8日に発効する金融行動監視機構(FCA)の新しい仮想通貨の宣伝に関する規制を遵守するため、同国のビジネスプラットフォームでの仮想通貨購入を一時停止する。顧客にこの決定を知らせるeメールでは、仮想通貨の保有と売却が中断されないことを示唆し、購入のみに言及している。
レボリュートは1月3日に仮想通貨の購入を停止するという。X(旧ツイッター)の投稿に転載されたメッセージで、顧客に次のように伝えている。
「新しい要件をすべて満たすために、現在のビジネス向け仮想通貨の提供を調整する必要があります。」
レボリュートは、FCAの規制によって影響を受ける企業の最新の1社となった。FCAは、この規制を「厳しい」と自ら評している。規制は、6月に発表され、仮想通貨の広告を他の高リスク投資商品と同等にするために意図されたものだ。
Looks like @RevolutApp is the latest bank to 'suspend' #crypto services here in the UK due to the @TheFCA 's latest regs.
— Jason Deane (@JasonADeane) December 18, 2023
As history tells us, this has the exact opposite effect & simply moves people further away from the financial system. Fortunately with #bitcoin, the entire… pic.twitter.com/iw0uniVSKC
新しい要件の中には、仮想通貨投資の危険な性質に関する顧客への警告、新規顧客の紹介に対するボーナスの禁止、初めての投資家からの注文を遅らせる「クーリングオフ期間」などが含まれていた。
1月8日の期限は、当初は10月8日だったが、遵守に支障が生じる可能性があることが明らかになったため延期された。FCAは、9月にはすでに、多くの仮想通貨企業の取り組みが低調であることに気づいていた。10月25日までに、FCAは規制違反を200件以上記録し、11月には規制に関する追加のガイダンスを発行した。
大手仮想通貨取引所のバイビットは9月に英国市場からの撤退を発表し、ソラナベースのNMarinade Financeは英国のユーザーをブロックし始めた。バイナンスは、10月にコンプライアンスパートナーのRebuildoingsociety.comが規制に違反したため、英国での顧客オンボーディングを停止した。