英語圏でブラックサーズデー(暗黒の木曜日、日本では13日の金曜日)と呼ばれる3月の仮想通貨暴落以降のトレンドについてコインメトリックスが分析レポートを出した。ビットコイン50%以上の暴落という激しい相場環境にも関わらず、新たな投資家の参入が増えた形跡が見られる。

少なくとも総供給量の10億分の1以上を持つ比較的小口のアドレス数は、ビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、XRPで増加。ビットコインSV(BSV)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BTC)とは対照的な結果となった。

(出典:CoinMetrics 「少なくとも総供給量の10億分の1を持つアドレス数ビットコイン(青)、イーサ(赤)、ビットコインSV(緑)、ビットコインキャッシュ(紫)、ライトコイン(オレンジ)、XRP(水色)」)

伝説のマクロ投資家ポール・チューダー・ジョーンズ氏を始め機関投資家の参入が注目されているが、個人投資家もじわりと増えていることが読み取れる。

ただ一足飛びに結論付けられないようだ。

コインメトリックスによると、少数の実体が複数のアドレスで小口の仮想通貨を持っているケースも考えられる。