創業者急死のカナダの仮想通貨取引所クアドリガ ペーパーウォレットで秘密鍵を管理していた可能性が浮上

創業者の急死により資金が引き出せなくなったとされるカナダの仮想通貨取引所QuadrigaCX(クアドリガCX)。ブルームバーグの報道によれば、秘密鍵を紙に記したものが貸金庫に保管されている可能性があるという。

2014年の「トゥルー・ブロマンス・ポッドキャスト」のインタビューの中で、創業者のジェラルド・コットン氏は、コールドウォレットの鍵を紛失し、保管している仮想通貨にアクセスできなくなる危険性について警告していた。「世界最大のコンピュータを所有している米国政府でさえ、秘密鍵を紛失した場合、そのコインを回収することはできなかった。秘密鍵を紛失した場合、それらを回収することは不可能だ」と、コットン氏は語った。

コットン氏はさらに、基本的に数字と文字の羅列である秘密鍵を保管する最善の方法は、それらを印刷してオフラインで銀行の貸金庫に保管することだと説明した。「そうすれば、誰かが銀行に侵入して、貸金庫から秘密鍵を盗み出さない限り、ビットコインが盗まれることはない」と、コットン氏は説明したという。

そして、コットン氏は、クアドリガのチームが実際に秘密鍵を銀行の貸金庫にオフラインで保管していることを明らかにしたという。

「基本的に私たちはペーパーウォレットを貸金庫に入れている。そのため、私たちはお金を送金するだけでよく、お金を入金するたびに銀行に戻る必要はない。私たちはそのようにして安全に保管している」

ただこれは2014年時のインタビューだ。クアドリガが現在もペーパーウォレットを銀行の貸金庫の中に保管しているかどうかは定かではない。

コットン氏は昨年12月、滞在中のインドで急死。クアドリガは、コットン氏が管理していたコールドウォレットにアクセスできない状況に陥っているといわれている。クアドリガは現金では37万5000カナダドル(約3100万円)しか保有していないが、仮想通貨では2億6000万カナダドル(約217億円)を所有していたという。クアドリガは2月はじめに債権者保護を裁判所に申請した。