スイス連邦知的財産権庁(IPI)およびロンドン拠点の大手弁理士事務所ウィザーズ&ロジャーズの調査によると、ブロックチェーン技術関連の世界的特許出願数、また複数国への特許出願を指す「パテントファミリー」が、長年研究されてきた量子コンピュータ関連など他技術の出願数を大幅に上回ったという。英メディア「コンペロ」が6月5日に報じた。
記事によると、ブロックチェーン技術関連の特許出願数は2014年以降驚異的に増加しており、2016年と2017年の2年間で2600件を超える出願があったという。またブロックチェーン技術関連の出願のうち半数以上(約59.6%)がこの2年間に申請されたものだそうだ。
ウィザーズ&ロジャーズのフィル・ホーラー氏は、ブロックチェーン関連の出願はさらに増加し、今後数年間はハイテク関連特許のトップであり続けるだろうと予想した。
なお出願された特許の国別内訳は、第1位米国(1680件)、第2位中国(1590件)、また第3位は英国(270件)だったという。
(ブロックチェーン技術関連の特許出願の内訳 出典: コンペロ)
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版