ブロックチェーンを活用した不動産担保ローンサービスの米企業フィギュア 72億円を調達

ブロックチェーンベースの不動産担保ローン・プラットフォームを手掛ける米企業フィギュア(Figure)は27日、ベンチャーキャピタルなどから計6500万ドル(約72億円)を調達したと発表した。同社は調達資金で新たな金融サービスの開発などを進める。

フィギュアは、米フィンテック企業SoFiの創業者であるマイク・キャグニー氏が設立した企業だ。同氏は2017年にセクハラ疑惑が浮上し、SoFiを辞め、フィギュアを創設した。

今回実施したシリーズBの資金調達ラウンドには、モルガン・クリーク、リビット・キャピタル、DSTグローバル、DCM、ニンブル・キャピタルなどが参加。今回の資金調達で同社の資本金は1億2000万ドルを超えた。

フィギュアはブロックチェーン技術を使い、5日以内にオンラインで不動産担保ローンを提供する企業。同社の発表によれば、これまでに1500件以上の不動産を担保にした与信枠を提供した実績を持つ。

金融メディアのアメリカンバンカーによれば、SoFiが学生ローンを中心に若者をターゲットにしているのに対して、フィギュアのメインターゲットは住宅を持つ高齢者層だ。

キャグニー氏はアメリカンバンカーに対して「2019年の終わりには、フィギュアは顧客ニーズを満たすことができる堅実な金融プラットフォームとなるだろう」と語り、無担保消費者ローンや住宅ローン、資産管理といったほかの金融商品にもサービスを拡大する考えを示した。

キャグニー氏が創業したSoFiも26日に仮想通貨取引所コインベースとの提携を発表今年第2四半期までに仮想通貨取引サービスを開始する予定だ。SoFiにはソフトバンクのビジョンファンドや著名投資家のピーター・ティール氏などが出資している。