クオンタムソリューションズ株式会社(証券コード:2338、代表取締役社長:Francis Bing Rong Zhou)(以下「クオンタムソリューションズ」)は本日、戦略的資金調達として第13回/第14回新株予約権および第4回無担保転換社債型新株予約権付社債の払込みが完了したことを発表いたしました。

本資金調達は、Susquehanna International Group(SIG)、ARK Invest(ARK)およびIntegrated Asset Management(IAM)による共同出資により実施されました。これにより、クオンタムソリューションズは正式にイーサリアム(ETH)トレジャリー戦略の拡張段階へと移行いたします。

資金調達によりデジタル資産投資戦略を加速

本払込の完了により、約22.141億円(約1,500万米ドル相当)の資金調達を達成いたしました。今後も新株予約権の行使を通じて、継続的な資金調達約1.67億米ドルを予定しております。

 

ETHトレジャリー:概念から実践へ

世界のデジタル資産市場は構造的転換期を迎えており、ETHトレジャリーモデルは「概念期」から「拡張期」へと進化しています。DeFiやステーキングを中心とする新たな金融エコシステムが拡大する中、クオンタムソリューションズはアジア地域における先駆的な機関投資家型ETHトレジャリー企業として、その戦略的地位を確立しつつあります。

調達資金は段階的に投入され、ETHの保有量拡大およびステーキング・スマートコントラクト・DeFi等を組み合わせた複合戦略を通じ、長期的かつ安定的な資産価値の増大を目指します。

市場トレンドと戦略的タイミング

クオンタムソリューションズの主軸戦略である「ETHを中心とした機関投資家向けトレジャリーモデル」は、次世代デジタル金融インフラの発展方向と合致しています。

最新の市場データでは、ETHトレジャリー関連企業のPBR平均成長率が+8.75%を記録し、資本市場がこの分野への本格的な資金流入を開始した段階にあります(*)。クオンタムソリューションズはこのタイミングを的確に捉え、市場拡大初期における先行優位を確立します。

(* 本データは Morningstar から取得したものであり、「BitMine Immersion Technologies Inc」「SharpLink Gaming Inc」「Bit Digital Inc」「ETHZilla Corp」「BTCS Inc」の 2025年9月時点のPBR実績値を平均化 して算出しています。)


フェーズ1資金到達により、拡張期が本格始動

本払込完了は、同社が掲げる中長期ETHトレジャリープランの重要な第一歩です。今後は、複数段階・多層構造による国際資本の導入を通じ、
「資金注入 → 資産拡張 → 収益再投資」という持続的な循環モデルを構築します。

代表取締役社長Francis Bing Rong Zhou は下記のように述べました。

「私たちの目標は単にETHを保有することではなく、ETHを基盤とした未来志向のデジタル資産蓄積・運用エコシステムを築くことです。当社は、透明性・安定性・国際性を兼ね備えたデジタル資産マネジメントモデルを推進し、日本資本市場における新しい機関投資家型財庫の在り方を提示してまいります。」

日本における先駆的なETHトレジャリーの展開

2025年10月10日現在、クオンタムソリューションズは香港子会社 GPT Pals Studio Limited を通じて次の資産を保有しています:

· ビットコイン(BTC):約11.6枚

· イーサリアム(ETH):約1,139.605枚

現在の市場価格ベースで、当社のデジタル資産総額は8.5億円を超えております。

暗号資産情報サイトCoingecko が2025年10月10日に公表した「Public Companies Crypto Treasury」ランキングにおいて、クオンタムソリューションズは世界上場企業のイーサリアム(ETH)準備保有額で第13位に位置づけられました。また、日本におけるインスティテューショナル・グレードのETHトレジャリー分野において先列する企業の一つとして、国内市場でのプレゼンスを着実に高めています。

 

市場展望:ETHトレジャリーモデルが次の潮流に

米国リサーチ会社Fundstrat Global Advisorsの創業者Tom Lee氏は、最新レポートにて以下のように指摘しています:

「ビットコインを準備資産とするモデルが成熟しつつある一方、今後3年間でイーサリアムを基軸とする企業が急速に拡大するだろう。
ETHはスマートコントラクトおよびDeFi基盤として、そのネットワーク価値と応用速度において他の暗号資産を上回る可能性が高い。」

クオンタムソリューションズは、この世界的潮流を見据え、次の3つの方向性を軸にETH財庫構築を進めます:

1. 長期保有戦略(Reserves):ETHをコア準備資産として継続保有

2. 機関運用体制(Staking & Custody):国際的なカストディおよびステーキング管理を導入

3. 付加価値創出(RWA & DeFi):トークン化および派生的デジタル金融を活用した資産拡張

これにより、金融とテクノロジーの両面価値を兼ね備えたグローバル・トレジャリーモデルの確立を目指します。

 

 

会社概要

クオンタムソリューションズ株式会社(東京証券取引所コード:2338)は、AI技術の統合開発、次世代データセンターインフラ(AIDC)、Web3アプリケーション、IPコンテンツ技術に注力する上場企業です。「資産裏付け型テクノロジー」を理念に、アジア太平洋地域における資本とテクノロジーの架け橋となることを目指しています。

 

【本件に関するお問い合わせ先】

クオンタムソリューションズ株式会社

経営企画部 IR担当 寺田キャサリン

TEL: 03-4579-4059

Email:pr_teams@quantum-s.co.jp

URL:https://www.quantum-s.co.jp/jp