米国各地で過去数年間で最大規模の抗議活動が止まらない。

米ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が黒人男性ジョージ・フロイドさんを地面にうつぶせにさせ、首を膝で押さえつけて死亡させたとして殺人罪で起訴された。この事件をきっかけに全米で抗議活動が発生し、一部は略奪や放火をするなど暴徒化している。

そんな中、仮想通貨業界からはビットコインを使って平和的な抗議活動を行おうという呼びかけが起きている。

ビットコインで平和的な抗議活動

仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、ツイッターを通して「#ビットコインは平和的な抗議活動だ」と発信。実際の抗議者の間でもビットコインを掲げる人が出てきている。

ノースカロライナ州ローリーで抗議活動をする男性は「ビットコインと黒人のためのアメリカ」という本を引用。ビットコインと黒人の経済にはシナジーが見込めることを主張した。

複数の州で週末まで夜間外出禁止令が発令された。現時点で警察に対する抗議活動は75の都市に広がっているという。

またテキサス州ダラスで抗議活動をする女性は「ビットコインが我々を救うだろう」と主張した

抗議活動でビットコインへの支持が高まる現象は世界各地で起きている。

去年、香港で起きた民主化運動はビットコインなど仮想通貨支持を広める結果になったと言われている。

また、去年1月のパリ市民による政治活動「黄色いベスト」でもビットコインを使った抗議活動が注目を集めた

翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン