プライバシーに焦点を当てた仮想通貨「Zコイン(XZC)」は、モネロ(XMR)に似た新たなクラウドファンディングシステムを公開した。12月26日にブログで発表した。

「Zコイン・クラウドファンディング・システム(ZCS)」では、ブロック報酬から直接寄付モデルへの移行を目的としたプラットフォームだ。

仮想通貨のプライバシーに焦点を当てたビジョンに合わせてさらなる分散型を促進するとし、ルーベン・ヤップ氏は、以下のように述べている。

「プライバシープロジェクトとして、ガバナンスや資金調達を含む長期間のサスティナビリティには、分散化は重要な要素だ。1つのブロック報酬がZコインの基盤構築において我々にうまく機能する一方で、それはコアチームへの過度の依存になりえる」

ZCSシステムは、コミュニティメンバーが複数の活動の提案、承認、資金提供をすることが可能だ。資金調達開始に向けて寄付者を募る目的でアイデアを提出したりZコインへ提案したりできる。

ノンコア開発やコミュニティ管理、イベント、サードパーティの統合などを含む追加のイニシアチブの資金調達も開始できるという。

ZSCは、すべての提案や修正の記録に関して透明性を提供する目的で、ZコインのGithubを実装しているとい。

ZCSはモネロのモネロ・コミュニティ・クラウドファンディング・システム(CCS)を参考にしている。実際、ZコインのZCSウェブサイトのインターフェイスは、基本的にモネロCCSのものを修正して適用したものだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン