ここに述べられている見解や意見は、あくまで筆者/寄稿者のものであり、必ずしもコインテレグラフおよびコインテレグラフジャパンの見解を反映するものではありません。あらゆる投資や売買の動きはリスクを伴います。意志決定の際には、ご自身でリサーチをお願いいたします。
先週の大幅調整にもかかわらず、ビットコインは2017年を大きなプラスで終えそうだ。来年も大きく上昇できるかはもちろんまだ分からないが、今回の調整を買いチャンスだととらえた人は少なくない。来年6万ドルになるが5000ドルに下がる局面もあるとする人もいる(どちらが先になるかはわからないそうだ)。
18年は仮想通貨の普及がすすむ一方で、規制当局が動き出す年になるだろう。
トレーダーとしては、値動きさえあれば利益を得ることができる。クリスマスは終わったが、ビットコインは新年のお年玉をもたらしてくれるだろうか?
チャートを見てみよう。
BTC/USD ビットコイン/ドル
予想通り、50日間標準移動平均線までの下落は買われた。この3日間ボラティリティの高い動きを続けていたが、今日上昇トレンドを再開しようとしている。
22日と24日、11000~13000ドルまで下げると多くの買いが出て、長い下髭を形成した。
だから今のところ11000ドルが短期的な底として機能しそうだ。しかしまた高値圏に戻るだろうか。
15118.45と16160.02ドルの間では抵抗をうけそうだ(フィボナッチ・リトレースメントの50%と61.8%値)。この抵抗ゾーンから、直近の底値まで押し戻される可能性がある。
再び11000ドルまで下げたら上昇トレンドについて明確なことが言えるようになる。
とはいえ17年の間、ビットコインは毎回の下落の後すぐ高値を更新して我々を驚かせてきた。だから16160.02ドルを突破したら再び高値を試すだろう。しかしその可能性は小さいと思われる。
ETH/USD イーサ/ドル
500ドルがサポートになることは予想していたが、大きく反発したことには驚かされた。過去3日間以来、再び上昇トレンドを再開しようとしている。
直近の下げに対するフィボナッチ・リトレースメントの61.8%超えた。787.89ドルに小さな抵抗地点があるが、ここを抜ければ高値を試す可能性がある。
650ドル割れで強気シナリオは無効となる。
BCH/USD ビットコインキャッシュ/ドル
前回の予想では「1785ドルがサポートになることを予想する(フィボナッチ・リトレースメントの78.6%値)」としたが実際そうなった。
22日に急激に下げた後レンジ相場となった。3200ドル付近で売りが出て、2300ドル付近で買いが出る状態だ。
昨日は日中のレンジがさらに狭まったが、数日以内にレンジが大きく広がることを予想する。3200ドルを突破できれば3650ドルに小さな抵抗があるが高値を試すだろう。
2300ドルを割ると1600ドルまで下げる可能性がある。
XRP/USD リップル/ドル
22日に大幅下落したが0.67ドルに強いサポートがあることがわかった。そこから57%上昇し、1.05398ドルをつけ買い意欲が旺盛であることが確認された。
ここ3日間は値固めの動きとなっているが、数日以内に再び上昇を試みるだろう。チャートを見る限り1.5ドルまでの上げがありそうだ。
トレンド線を割ったら強気シナリオは無効となる。
IOTA/USD IOTA/ドル
6日以来、3.032~5.59ドルのレンジ相場になっていたが、レンジ下限を割っている。
だが22日と24日の下げでは多くの買いが入った。
レンジは維持されているため、上限の5.59ドルまで押し上げられるだろう。3.032ドルを割ったら強気シナリオは無効となる。
LTC/USD ライトコイン/ドル
22日に240ドルのサポート値を割ったがその後急反発していた。
現在272.6ドル地点(フィボナッチ・リトレースメントの50%値)で抵抗を受けている。272.6~292.589ドルでは売りが出るだろう。
もし300ドルを抜けたら、再び高値を試すだろう。
一方で300ドルを抜けられない場合は240~300ドルのレンジ相場になる。
DASH/USD ダッシュ/ドル
22日の下落ではフィボナッチ・リトレースメントの78.6%値がサポートとなった。24日には20日間指数平滑移動平均線が強いサポートとして機能した。
ここ2日間は1200ドルで抵抗を受けている。ここを上回って推移できれば1338.50ドルまで上昇するだろう(直近の下げに対するフィボナッチ・リトレースメントの61.8%値)。ここをさらに抜ければ高値を再び試すだろう。
1000ドル割れでネガティブ転換だ。
休暇シーズンはボラティリティの高い相場になる可能性がある。来週以降トレーダーが仕事に戻ってくると相場が大きく動くだろう。だからポジションを小さくしておくことをお勧めする。
*市場データはTrading Viewから採取