ビットコイン価格分析

3月19日、ビットコインは20日間指数平滑移動平均線(EMA、8万5332ドル)を上抜けたが、強気派の反発はレジスタンスラインで弱気派に阻まれた。

BTC/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

BTC価格が上昇トレンドラインを下回った場合、BTC/USDTペアは8万ドル、さらに7万6606ドルまで下落する可能性がある。7万6606〜7万3777ドルのゾーンでは強気派の買いが見込まれるが、それでも弱気派が優勢となれば、6万7000ドルまでの下落が視野に入る。

一方で、BTC価格が上昇トレンドラインで反発し、8万7500ドルを上抜ければ、勢いが増す可能性がある。50日間単純移動平均線(SMA.9万1136ドル)が当面の抵抗となる見通しだが、突破すれば9万5000ドル、さらに重要水準である10万ドルまでの上昇もあり得る。

イーサ価格分析

イーサ(ETH)は、20日間EMA(2067ドル)で回復が失速し、高値圏での売り圧力を示唆している。

ETH/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

ETH価格が1927ドルを下回れば、ETH/USDTペアは1800ドルまで下落する可能性がある。1750〜1800ドルのゾーンでは買い支えが期待されるが、これを下抜けると1550ドルまで下落するリスクが高まる。

ただし、ETH価格が反転して2111ドルの水準を上回れば、この弱気シナリオは無効となる。その場合、50日間SMA(2420ドル)までの上昇、さらには2850ドルへの展開も視野に入る。

XRP価格分析

XRP(XRP)は3月19日に移動平均線を上抜けたが、勢いは持続せず、上値は重かった。

XRP/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

現在、弱気派は20日間EMA(2.36ドル)以下に引き下げようと試みている。これに成功すれば、XRP/USDTペアは2.22ドル、さらに重要なサポート水準である2ドルまで下落する可能性がある。2ドルは強気派にとって重要な防衛ラインとなり、ここを割り込むとヘッド・アンド・ショルダーズ型の弱気パターンが完成するおそれがある。

逆に、XRP価格が20日間EMAで反発すれば、押し目買いの強さを示すシグナルとなる。この場合、ペアは再びレジスタンスラインを目指す動きとなる。

ソラナ価格分析

ソラナ(SOL)は3月20日に20日間EMA(135ドル)で反落し、弱気派が小幅な反発局面で売りを入れていることが明らかになった。

SOL/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

SOL/USDTペアは120ドル、さらには110ドルまで下落する可能性がある。110ドル付近のサポートゾーンでは、強気派による強力な防衛が予想される。ここで反発すれば、再び20日間EMAの突破を試みる展開となる。突破に成功すれば、50日間SMA(163ドル)への上昇が見込まれる。

一方で、110ドルを明確に割り込んで終値を付けた場合は、下落トレンドの再開を示すサインとなり、98ドル、さらには80ドルまでの下落も想定される。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。